GLP-1 基礎知識

飲むGLP-1「ファウンダヨ」がFDA承認|注射が苦手な人に選択肢は広がるか

2026年4月、米国FDAが経口GLP-1受容体作動薬「ファウンダヨ」(オルフォルグリプロン)を承認した。「飲むGLP-1」として注目を集めているこの薬は、注射が苦手な人にとって新たな選択肢になりうる。

ただし、日本での承認・発売は未定であり、現時点で使えるわけではない。以下で、ファウンダヨの概要と、今知っておくべきことを整理する。

ファウンダヨとは何か

ファウンダヨは、イーライリリー社が開発した1日1回服用の経口GLP-1受容体作動薬だ。既存のリベルサス(セマグルチド経口)に続く2番目の経口肥満治療薬として位置づけられている。リベルサスと異なり、食事のタイミングに関係なく服用できる点が特徴とされる。

臨床試験では、体重の10〜12%以上の減少が報告されており、リベルサスとの直接比較でも優れた効果が確認されたとされる。

日本ではいつ使えるのか

米国では2026年第2四半期に販売開始予定とされているが、日本での承認は未定だ。早ければ2026年度内という見方もあるが、承認申請・審査・薬価収載というプロセスを考えると、実際に国内の医療機関で処方されるまでにはさらに時間がかかる可能性がある。

現時点で日本国内で使えるGLP-1受容体作動薬は、マンジャロ(注射)やオゼンピック(注射)、リベルサス(経口)などだ。ファウンダヨが日本で使えるようになるまでは、これらの既存の選択肢で検討することになる。

「注射が嫌」で諦めていた人への示唆

注射への恐怖でGLP-1を避けていた人にとって、経口薬の選択肢が広がることは朗報だ。ただし、日本での利用はまだ先の話であり、個人輸入で海外から入手しようとするのは偽造品や健康被害のリスクが極めて高い。正規の国内承認を待つのが安全だ。(→ /glp1-personal-import-risk/ で個人輸入のリスクを解説)

注射への不安がある方は、現在の選択肢の中で向き合い方を整理しておくとよい。(→ /self-injection-fear/ で注射の不安への向き合い方を解説)

よくある質問

Q. ファウンダヨは日本で使えますか?

A. 現時点では使えません。米国でFDA承認されましたが、日本での承認は未定です。個人輸入は危険ですので正規承認を待ってください。

Q. 注射しなくていいのですか?

A. ファウンダヨは1日1回の経口薬です。ただし日本では未承認のため、現在使えるのはマンジャロ等の注射薬やリベルサス(経口)が中心です。

安全性に関する重要なお知らせ

適応外使用について

マンジャロ(チルゼパチド)は日本国内で2型糖尿病の治療薬として承認された医薬品です。体重管理・ダイエットを目的とした使用は、承認された効能・効果の範囲外(適応外使用)にあたります。肥満症に対してはチルゼパチド製剤「ゼップバウンド」が別途承認されています。いずれの使用も医師の診察と判断が前提です。

医師の診察が必須

本剤は処方箋医薬品です。使用の可否、用量、継続・中止の判断は、必ず医師の診察を受けたうえで行ってください。

個人間売買・個人輸入の警告

医薬品を個人間で売買・譲渡する行為、および海外からの個人輸入は、偽造品の混入や健康被害のリスクが極めて高く、推奨できません。入手は必ず国内の医療機関を通じて行ってください。

副作用について

主な副作用として、吐き気・下痢・便秘・腹部不快感・食欲不振などの消化器症状が知られています。重大な副作用として低血糖や急性膵炎などが報告されています。気になる症状があらわれた場合は、速やかに処方医へ相談してください。

参考文献

・中野駅前内科クリニック「2026年4月1日FDAで承認された経口GLP-1受容体作動薬ファウンダヨ」
・独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)医薬品情報

重要なお知らせ

GLP-1受容体作動薬は2型糖尿病治療薬として国内承認されています。体重管理目的での使用は適応外であり、自由診療(保険適用外)となります。必ず医師の診察を受けた上で処方を受けてください。

個人間売買・個人輸入について

GLP-1受容体作動薬のSNSやフリマアプリでの個人間売買は医薬品医療機器等法違反であり、健康被害のリスクがあります。個人輸入代行サイトを通じた購入についても、偽造品の流通が確認されており、厚生労働省が注意喚起を行っています。当サイトでは、医師の診察に基づく正規のオンライン診療のみを情報提供の対象としています。

副作用について

主な副作用:悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲減退、低血糖(他の糖尿病薬との併用時)、注射部位反応。まれに急性膵炎・胆嚢炎の報告あり。

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当サイトの記事は情報提供を目的としたものであり、特定の医療行為を推奨・保証するものではありません。GLP-1受容体作動薬の使用は必ず医師の診察を受けた上でご判断ください。料金・サービス内容は各クリニックの改定により変動する場合があります。

GLP-1ナビ編集部
この記事の著者・監修

2015年9月よりbl-style.netを女性の美容・健康情報メディアとして運営。2026年6月、GLP-1受容体作動薬によるメディカルダイエットの専門メディアとしてリニューアル。添付文書・臨床試験データ・各クリニック公式情報を一次情報として調査・執筆しています。