結論から言う。忘年会シーズンは、飲み会の頻度と食事量が年間で最も増える時期だ。太るのは構造的な問題であり、意志の弱さではない。完全に防ぐのは無理でも、「太り方を最小限にする」ことはできる。
以下で、忘年会シーズンの体重管理を、飲み会の工夫と年間設計の両面から整理する。
忘年会で太る構造
11〜12月は忘年会が週に複数回入ることも珍しくない。コース料理、鍋、締めの炭水化物、アルコール——高カロリーな食事が続き、翌日は疲れて動かない。この構造が数週間続けば、2〜3kgの増加は必然だ。
さらに冬は寒さで活動量が落ち、日照時間の短さが気分や食欲に影響するとも言われる。忘年会シーズンは、増えやすい条件が揃った時期だ。
忘年会シーズンの工夫
飲まない日を確保する:すべての誘いに応じず、週に「飲まない日」を意識的に作る
忘年会の前にたんぱく質を取る:空腹で臨まない。底を作ってから参加する
間の日に質を整える:忘年会のない日こそ、たんぱく質と水分の基本を守る
年末年始全体で見る:1回の忘年会ではなく、シーズン全体の傾きをコントロールする
飲み会との付き合い方は別記事で詳しく扱っている。(→ /drinking-season-weight-guide/ で飲み会シーズンの考え方を解説)
秋から備えておく
忘年会シーズンに太りにくくする最も効果的な方法は、秋のうちに体重管理を始めておくことだ。GLP-1受容体作動薬で食欲が穏やかになっていれば、忘年会の場でも食べ過ぎ自体が起きにくくなる。
9月に始めれば12月までに3ヶ月の助走が取れる。(→ /when-to-start-glp1/ で逆算の考え方を解説)
ただし、マンジャロは2型糖尿病の治療薬であり、体重管理目的の使用は適応外使用にあたる。使用の可否は医師が判断する。
よくある質問
Q. 忘年会で太らない方法はありますか?
A. 完全に防ぐのは難しいですが、飲まない日を確保し、間の日に質を整えることで増え方を最小限にできます。
Q. 忘年会を断るべきですか?
A. すべて断る必要はありません。頻度を管理し、間の日を整えるほうが持続的です。
Q. 忘年会シーズン前に始めれば間に合う?
A. 9月に始めれば12月までに3ヶ月の助走が取れます。シーズン前に備えておくのが最も効果的です。
安全性に関する重要なお知らせ
適応外使用について
マンジャロ(チルゼパチド)は日本国内で2型糖尿病の治療薬として承認された医薬品です。体重管理・ダイエットを目的とした使用は、承認された効能・効果の範囲外(適応外使用)にあたります。肥満症に対してはチルゼパチド製剤「ゼップバウンド」が別途承認されています。いずれの使用も医師の診察と判断が前提です。
医師の診察が必須
本剤は処方箋医薬品です。使用の可否、用量、継続・中止の判断は、必ず医師の診察を受けたうえで行ってください。
個人間売買・個人輸入の警告
医薬品を個人間で売買・譲渡する行為、および海外からの個人輸入は、偽造品の混入や健康被害のリスクが極めて高く、推奨できません。入手は必ず国内の医療機関を通じて行ってください。
副作用について
主な副作用として、吐き気・下痢・便秘・腹部不快感・食欲不振などの消化器症状が知られています。重大な副作用として低血糖や急性膵炎などが報告されています。気になる症状があらわれた場合は、速やかに処方医へ相談してください。
参考文献
・日本イーライリリー株式会社「マンジャロ皮下注アテオス 添付文書」
・独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)医薬品情報