健康診断の結果を見て、「BMIが高い」「肍満(1度)」と書かれていた。医師からは「体重を落としましょう」と言われたけれど、具体的に何をすればいいのかは教えてもらえなかった。
そういう経験をされた方は多いのではないでしょうか。この記事では、BMIの基準値の見方、放置した場合のリスク、そして具体的に何から始めればいいのかを整理します。
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BMIとは何か。「25以上」が意味すること
BMI(Body Mass Index)は、体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数値で、肥満度を判定する国際的な指標です。日本肍満学会の基準では、以下のように分類されています。
| BMI | 判定 | 例:身長160cmの場合 |
| 18.5未満 | 低体重 | 47.3kg未満 |
| 18.5〜24.9 | 普通体重 | 47.3〜63.7kg |
| 25.0〜29.9 | 肥満(1度) | 64.0〜76.5kg |
| 30.0〜34.9 | 肥満(2度) | 76.8〜89.3kg |
| 35.0以上 | 肥満(3度)・高度肥満 | 89.6kg以上 |
健康診断で「BMI 25以上」と指摘された場合、それは「肍満(1度)」に該当します。身長160cmの方であれば、体重64kg以上がこれにあたります。
BMI 25以上を放置するとどうなるのか
「BMIが少し高いくらい、別に困ってない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、肍満症診療ガイドライン(2022)では、BMI 25以上の肥満に関連する健康障害として以下が挙げられています。
・2型糖尿病:肥満によるインスリン抵抗性の上昇が主因。BMI 25以上で発症リスクが有意に上昇
・高血圧:体重が増えると心臓への負荷が増大。体重を1kg減らすと血圧が約1mmHg低下するというデータも
・脂質異常症:悪玉コレステロールや中性脂肪の上昇。動脈硬化のリスク因子
・睡眠時無呼吸症候群:首周りの脂肪が気道を圧迫。日中の眠気や集中力低下の原因に
・膝・腰の痛み:体重が増えると関節への負荷が増大。特に膝関節は体重の3〜5倍の力がかかる
「いまは困ってない」状態でも、5年後・10年後にこれらのリスクが顕在化する可能性があります。健康診断での指摘は、「いま手を打てば間に合う」というサインです。
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何から始めればいいのか、3つのステップ
ステップ1:現状を数字で把握する
まず、自分の現在地を正確に知ることから始めます。体重だけでなく、腰囲(おへその高さで測定)も計測してください。男性は85cm以上、女性は90cm以上が内臓脂肪型肥満の目安です。体組成計があれば体脂肪率も計測しましょう。
ステップ2:生活習慣の見直し
次に、食事と運動の見直しです。ただし、「極端な制限」ではなく「続けられる変更」が重要です。
食事:まずは間食と飲料の見直しから。缶コーヒーをブラックに変える、お菓子をナッツに変える、夕食の白米を少し減らす。こうした小さな変更の積み重ねが最も効果的です。
運動:「毎日30分のウォーキング」が理想ですが、難しければ「エレベーターではなく階段を使う」「通勤で一駅分歩く」など、日常に組み込む形で十分です。
ステップ3:生活習慣で限界を感じたら、医療的サポートを検討する
食事と運動で効果が出ない場合、あるいは「わかってはいるけど続かない」場合、医療的なサポートを検討する価値があります。
GLP-1受容体作動薬は、食欲の調整と血糖値のコントロールをサポートする薬剤です。欧米では肥満治療薬として承認されており、臨床試験では6ヶ月間の使用で平均7〜11kgの体重減少が報告されています。オンライン診療であれば通院不要で、仕事が忙しい方でも続けやすいのが特徴です。
ただし、健康診断で糖尿病の指摘を受けている方は、まずかかりつけ医での治療を優先してください。GLP-1受容体作動薬は糖尿病治療薬としても使用されている薬剤であり、主治医に相談の上で検討することが重要です。
重要:日本国内ではGLP-1受容体作動薬は2型糖尿病治療薬として承認されています。体重管理目的での使用は適応外であり、自由診療(保険適用外)となります。必ず医師の診察を受けた上で処方を受けてください。
また、SNSやフリマアプリでのGLP-1受容体作動薬の個人間売買は医薬品医療機器等法に抵触する違法行為です。必ず医師の診察に基づく正規のオンライン診療を利用してください。
まとめ:健康診断の指摘は「将来の自分への投資」のきっかけ
BMI 25以上の指摘を受けたとき、「ちょっと太ってるくらい」と流してしまうのはもったいないことです。5年後・10年後の健康を守るために、「いま」行動を起こすことに価値があります。
まずは生活習慣の小さな見直しから。それでも難しければ、医療的なサポートも選択肢の一つです。大切なのは「何かを始めること」です。
オンライン診療の料金やサービス内容の比較については、以下の記事で詳しくまとめています。
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| ■ 重要なお知らせGLP-1受容体作動薬は2型糖尿病治療薬として国内承認されています。体重管理目的での使用は適応外であり、自由診療(保険適用外)となります。必ず医師の診察を受けた上で処方を受けてください。 ■ 個人間売買・個人輸入についてGLP-1受容体作動薬のSNSやフリマアプリでの個人間売買は医薬品医療機器等法違反であり、健康被害のリスクがあります。個人輸入代行サイトについても偶造品の流通が確認されており、厉生労働省が注意喚起を行っています。 ■ 副作用について主な副作用:悪心、嘘吐、下痢、便秘、腹痛、食欲減退、低血糖(他の糖尿病薬との併用時)、注射部位反応。まれに急性膵炎・胆嚢炎の報告あり。 |
参考文献
・日本肍満学会編「肍満症診療ガイドライン2022」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
・SURMOUNT-1試験(Jastreboff AM, et al. N Engl J Med. 2022)
・日本内科学会「生活習慣病の診断基準」
・日本人間ドック・予防医療学会「BMI判定基準」